50代になり一人きりの老後の生活が見えてくると、このままで大丈夫かと考える人は多いのではないでしょうか。
30代40代では気ままで楽だと思っていたことでさえ、不安の材料になるものです。
定年の年齢まで、あと10年とちょっと。
もし残りの人生を誰かと過ごしたいなら、今すぐに動いたほうがいいでしょう。
50代のシングルが、新しいパートナーと暮らすことにたくさんのメリットがあります。
一人ではない安心と、暮らしの安定、万が一の時に支え合うこともできます。
筆者は49歳の時に婚活アプリ ペアーズを登録し、約1ヶ月で現在のパートナーと出会いました。
今回は50代ならではの目線で、大人の婚活のメリットを解説いたします。
この記事でわかること
- 50代で婚活するメリットは安定
- 楽しみの共有は大きい
- 50代 婚活で解決できないこと
- 介護問題は基本的に期待しない

一般的に婚活といえば、20代後半から30代でしょう。
老後に向けて不安がある中で、パートナーがいることで安定することがあります。
やはり二人で支え合うということはメリットですね。
生活が安定する

一人で暮らしていた時よりも、誰かと生活することで充実する部分は大きいです。
例えば、手軽に済ませていた食事をきちんと取るようになったり、定期的に掃除をするようになります。
また、お互いに健康面の管理もできます。

僕は彼女のすすめで歯科検診に行くようになりました。
経済的に安定する
収入源が2つになることによって、経済的な安定が見込めます。
ただし、結婚を期にどちらかに寄りかかるような計画はやめましょう。
夫婦はお互いに支え合うものであって、一方的に養ってもらう制度ではありません。
それに50代ともなると、いつ病気が襲うかわかりません。
万が一の時にお互いがカバーできるよう、今ある収入は途切れない努力をしておきましょう。
役割を分担できる

二人で生活することにより、家事を分担することができます。
ゴミ出しや食事作り、掃除などお互いが負担することによって負担が減り充実した暮らしになります。
デメリットはお互いの暮らしぶりが違い過ぎると、合わせることがストレスになります。
50代ともなれば、生活を変えることは難しい所もありますよね。
お付き合いする時に、ストレスにならない程度に合わせることができるか、話し合ってみましょう。
病気になった時に頼りになる
50代がパートナーが欲しいと思うタイミングの第一位は、自分が病気になった時だそう。
結婚や同居をしていないと看護は難しいでしょうが、入院や通院となった時に手助けはできるでしょう。
衣類の補充や、差し入れなど、頼める人がいることは心強いはずです。
特に男性は病気になると、外で済ませていた食事に困ってしまったり、苦手な洗濯掃除に向き合わないといけなくなり悲惨です。
細々とした用事を頼めるのは、パートナーだからこそです
楽しみを共有できる

何と言っても、旅行に一緒に行く楽しみが増えます。
50代のお一人様だと、一人旅を楽しんでいる人も多いのではないでしょうか。
日程や予算に縛られることなく楽しめる一人旅は、気ままで楽です。
そんな中でも、夕食時に寂しさを覚える人もいたと思います。
一度行った頃がある場所でさえ、二人なら新鮮に楽しめます。
旅行後は、お互いの思い出となるのも嬉しいですね。
50代の婚活は万能ではありません。
人生半ばを過ぎての婚活では期待できないことは割とあります。
お互いが生きてきた環境も違いますし、築いてきたものが大きくなっているせいですね。
正解はありません。
二人がよく話し合って、妥協点を見つけていきましょう。
若い人との結婚

婚活の相手には、どうしても綺麗な人や若い方に目が奪われがちです。
20代、30代の婚活では、同世代でお互いが婚活の対象となるため問題ありませんでした。
しかし50代、周りを見渡せば「おじさん」「おばさん」に見える年代です。
孫もいる方もいるでしょうから、「おじいさん」「おばあさん」と言われても、おかしくないのです。
少しでも魅力的な人を求める気持ちはわかりますが、年下の相手を求めれば求めるほど成功しません。
特に男性は若い女性に魅力を感じるものですが、極端な人だと30代の相手を求める人がいます。
残念ながら、相当な地位や経済的な成功がなければ、そのような極端な婚活は基本的に難しいと思ってください。
仮に、若い人との結婚を果たしたとしても、病気になった途端見放されることがあるので気をつけましょう。
見た目ではなく、相手の誠実な人柄をきちんと見極めてパートナーとしてくださいね。
親の面倒は期待しない
50代ともなると、親世代は70代から80代になります。
遠くない将来で、親の介護に直面する人も出てくるでしょう。
もし親の介護が必要になった場合は、パートナーに期待しないことが鉄則です。
付き合いの短いパートナーの親族の面倒など、簡単にできません。
嫁が旦那の両親の世話をするなどというのは、長年の関係性があるからこそできることです。
自分の親は自分で看ること。
その分、手が回らなくなった家事を、パートナーが分担することして調整しましょう。
介護は難しいケースもある
若い時に結婚した夫婦だと、お互いに年齢を重ねていくので、介護が必要な時に支え合うことができると思います。
ですが、50代から出会ったカップルで、すぐ介護が必要な状態になると支えるのは難しいこともあります。
排泄の介護や、認知症などが出た場合は長期間に渡るため相当な覚悟が必要です。
デイサービスや介護ホームの入居などを利用して、お互いの介護負担を減らす計画を立てましょう。
付き合った段階から、どのような老後を過ごしたいか話し合うことも必要です。
計画を立てて備えることは、一人だと先送りにしがち。
パートナーがいるからこそ、心構えができるというものです。
家族が複雑化する

50代だと、親世代も健在の人が多いでしょう。
また子どもがいる方もいます。
二人の付き合いについて、周りからの賛成が得られないこともあります。
特に、財産の問題が絡むと余計な心配をかけることがあります。
共有財産は作らず、今までの財産はそのままに、家計はきちんと両方から負担するなど、割り切ることが大切でしょう。
私たちの場合、どちらもマンション・持ち家があります。
将来の住処はそれらに頼らず、別に賃貸にする計画があります。
家計は半分づつ負担し、財産はそのまま子ども達に残す予定。
子ども達に余計な心配をかけないために大切なことです。
50代になると人間関係が狭くなってきます。
新しい出会いや、恋愛関係に発展するような人間関係は築きにくく、自然な出会いは難しいと思います。
年齢的に諦めないといけないでしょうか?
そんなことはありません。
先ほどからお話している通り、50代でパートナーを探すメリットはたくさんあります。
そんな思いで婚活を始める人は多くいるので、諦めず婚活をしましょう。
マッチングアプリ
マッチングアプリ の婚活は、若い人達のものという認識がありませんか。
実は50代の婚活にとてもおすすめ。
コロナの影響もあり、対面での出会う機会は減少傾向にあります。
オンラインで出会い、結婚まで至る人も今や珍しくありません。

今やパートナー探しに欠かせないのは、マッチングアプリ です。
現実の生活では出会えない数多くの人と出会えるチャンスがあります。
50代でネットの出会いといえば、かつて「出会い系サイト」がありました。
今でも「出会い系アプリ」に類するものはありますが、選んではいけません。
安全な「婚活アプリ」「恋活アプリ」を選びましょう。
理想の年代の人が多く登録するアプリを選び、積極的に婚活すれば思った以上の人と出会えます。
特におすすめはペアーズです。
登録者数は国内最大の1,500万人。
年代は20〜30代の方が多いものの、全体のボリュームが圧倒的に多いのでアラフィフ世代にもおすすめです。
地方住みの方には、登録人数の少なさがネックになることも多いですが、ペアーズなら少ないと感じることはないでしょう。
結婚相談所
50代の婚活は、若い20代や30代でしていたものと大きく違います。
見た目や若さ、高スペックにこだわると、いつまで経っても出会えません。
勘違いしたまま婚活をすると、長く婚活をしていても「いい人がいない!」といった結果に。
自分に見合った人を探しているのか、自分では気づかない人もいます。
そういう人には、結婚相談所がおすすめ。

1年以上婚活アプリ をしていてうまくいかない人は、結婚相談所を検討しよう
結婚相談所は、入会料・月会費・成婚料と高額になりがちです。
また面談などが必要になることもあり、婚活のために時間を割く必要があります。
婚活に割ける予算や、面談の有無を調べてみましょう。
趣味を始める

出会いのため、新しい趣味を始めるのもおすすめです。
たとえ婚活がうまくいかなかったとしても、老後の生活を豊かにしてくれる「楽しみ」や「目標」、「友人」を見つけることができます。
くれぐれも異性探しにガツガツせず、自然な出会いを期待しましょう。
趣味の中でも、男女が同じように参加している趣味を選びましょう。
ヨガは女性、バイクは男性のように、どちらかに人気が偏っているものは、出会いには適していません。
また、水泳など単独で行う趣味も避けましょう。
団体行動をしたり、移動を伴うものは、社会人サークルがあるものが多いです。
SNSをチェックして、探してみましょう。
出会いに適した趣味
- 登山・トレッキング
- カメラ・写真
- 釣り
- ゴルフ
出会いに適さない趣味
- ヨガ・ホットヨガ
- バイク・車
- 水泳
- ランニング
50代の大人が婚活を始めるメリットはたくさんあります。
二人で暮らしをすることにより、経済的に安定しますしお互いに支え合うこともできます。
家事の負担をすることができますので、暮らしも充実するでしょう。
50代といえば、健康面でも心配な年代。
入院や通院の際の細々としたサポートもできるため、安心ですね。
また、旅行を二人で楽しむことができますので、思い出を増やすことができます。
一見、メリットばかりに見える50代の婚活でも解消できないことがあります。
相手を選ぶ時に、若さばかりに目を奪われるといつまで経っても成功しません。
親や自分達の介護問題もそろそろ心配ですが、全面的に負担してもらうことは難しそうです。
関係性ができていない時期に、排泄の介護や認知症のサポートは相当の負担がないとできません。
50代におすすめの出会いの方法のおすすめは3つ。
マッチングアプリ、結婚相談所、趣味を始めることです。
だんだんと近づいてくる老後の生活を、誰かと一緒に暮らしたいと思うのであれば、早くスタートしましょう。
同じ思いで婚活をスタートしている人は、思ったよりたくさんいます。
勇気を出して、諦めない婚活を!!